CoRicco Project Dazaifu (コリッコ太宰府プロジェクト) のお店をオープンします。
代表自己紹介
名前:鎌田浩嗣(ひろつぐ)
経歴:慶應義塾大学SFC在学中にオリーブオイルの輸入販売を開始。現在は、屋号:coricco kitchen&marketでオリーブオイルをはじめとした自社商品を手売りでマルシェなどのイベントで販売しつつ、地元太宰府でお店をオープンするために準備中。
鎌田本人(シチリアにて)
太宰府とオリーブオイルと自分
私は生まれも育ちも太宰府です。大学時代は上京しましたが、卒業後すぐにUターンで戻ってきました。オリーブオイルを輸入し始めたのは、太宰府で書家として活動していた私の祖父:鎌田崇暉(すうき)とイタリアの名家ボルゲーゼとの芸術交流が契機となり、シチリア島のオリーブオイル生産者まで繋がる事になります。経緯の詳細は長くなるので、また別の機会に紹介します。
場所、物件について
立地としては、太宰府天満宮本殿まで徒歩5分圏内で九州国立博物館へ続く国博通り沿いの静かで気持ちの良いエリアです。これからお店になる物件は、自分が小学生の頃に住んでいた二階建ての一軒家です。その後、祖父が書のアトリエとして使用し始めました。2階をアトリエ、1階を他の方にカフェをやっていました。なので、内装はリフォームされていて、家カフェっぽくなっていました。
空き物件の活用
祖父のアトリエ&カフェだった時代は、僕が高校・大学生でした。卒業後、帰って来たときには祖父も書の制作活動を引退し、カフェも存続していませんでした。つまり、空き物件になっていたわけです。どう利用するか?という問題にぶち当たります。その頃には、良いお店のコンセプトが思いつかなかったので、まずはコリッコの事務所としました。事務所とはいえほとんど常駐はぜず、オリーブオイルを持って積極的に外のイベントに参加し、販売していました。そのうち実験でマルシェ等のイベントを開催してみました。お客さんからの反応は良く、ここでお店やったらいいのにという声が多数いただきました。
シェアオフィスとして活用
しかし、まだどう活用するか確信を持てず保留。こんなにこの場に価値を見出してくれる人がいるなら、単なる事務所だけでは勿体ない。他の商いをされている方を呼び、場をシェアしようという発想に至りました。こうして実際にシェアオフィスメンバーとして、リネンファッションnu°と旅と整体のコーディネートの森をツナグの2者が入居してくれました。不思議なことに素敵な人が頻繁に使うようになると、建物にも良い空気が通り始めました。みんなでDIY壁塗り&床塗りをしたり植物を置いたりすることで、だんだん魅力的に磨かれてきました。訪れたお客さんもおしゃれ!と褒めてくれる方が確実に増えました。
方向性が決まる
人が訪れる需要が出てきた一方でお店として常にオープンしているわけではない状態でした。お店をやる時がきたのです。このシェアオフィスに次へのヒントがありました。シェアオフィス入居のコリッコ、リネンファッションnu°、森をツナグの三者の魅力を組み合わせたお店にします。
店名:CoRicco Project Dazaifu ※以下コリッコ
コリッコは、CoRiccoのオリーブオイルやリネンファッションnu°の服を展示・販売するセレクトショップであり、太宰府朝拝・朝食ツアーなどの体験プログラムを行う集会所です。まだまだ商品として完成しているものは少ないですが、一方でショップを運営していく過程で商品やサービスを地域の方々と共につくっていくことにも試みます。具体的なモノが少ないので分かりにくいと思いますが、人々の交流を生み、その中から新しいプロジェクトが起こっていくカオスな場所ですから。ご期待ください!
例えば、時間帯によってこんな運営方法もあるのではないかと検討していますが、現時点では日中にショップをオープンするのがメインです。
朝の顔(08:45~11:00)=朝拝食堂
昼の顔(11:00~17:00)=食堂
夜の顔( 18:00~23:00)=夜の太宰府バー
とかできたら面白いですよね〜(笑) ※これはあくまで将来案です
アクセス
太宰府市宰府4丁目2-46
コンセプト

コリッコのコンセプトは、「太宰府の暮らしのアートを発信する」です。
現在の太宰府の観光及び商業は「年々増加する約1,000万人の観光客のニーズに対して商売する」という競争が行われています。その結果、一見さん相手のお店や全国チェーンのお店が増えてきました。一方で、地元向けの駄菓子屋やお肉屋さんなどの個性のある専門店がなくなっていきました。この土地に生まれ育ってきた私にとっては、どちらが良い悪いではなくそのバランスの偏りに疑問を持っています。
観光と日常が対比されるとしたら、その間にあるものにこそ価値があり、そこに両者が共生できる道があるはずです。既存市場で競争するのではなく、それぞれが行っている暮らしの中に魅力的なものを発掘し、発信していくのです。それを私たちは、暮らしのアートと呼びます。例えば、朝拝・朝食ツアーはその一貫です。
事業目的
太宰府の暮らしのアートと呼ぶべき商品や体験生み出し、発信がされる場として、地域の人だけでなく、太宰府や福岡、日本各地や海外の子どもから大人まで、開かれた場所として人々が集い、笑顔が広がる拠点にするため、イベントやワークショップ、コラボ企画など様々な活動を展開しています。わたしたちは、歴史が積み重ねられた太宰府固有の財産を大切に、現在、そして未来へバトンをつないでいくことを目指しています。
ご覧いただき、ありがとうございました!
お店のオープンに伴って、1月7日よりDIYで改装を始めます。初詣がてら、覗きに来てください。まかない飯を出すかもしれません(笑)
(太宰府市宰府4-2-46、1月25日オープン予定、太宰府駅徒歩5分)